自己肯定感とは

「自分が嫌い！」「自分なんて・・・」という思考に陥りやすい傾向にある方、

多くいらっしゃるのではないでしょうか？

自分は自己肯定感が低いとお感じになられている方、

そもそも、自己肯定感というものはどのようなもので

どうしたら上げられるのか、について今日は少しお話していきます。

自己肯定感とは

自己肯定感とは、「自分自身の存在そのものをありのままに認めること」をいいます。

自分なんて・・・という思考に陥りやすい方の多くは、

人と自分を比べたり、人にこう思われるのではないか、

という感覚に陥りやすいかもしれません。

ただ、自己肯定感を上げるために必要なこととして、

こういった他者と比べるという意識ではなく、

自分自身をまるっとありのままに受け入れる、

そして、自分自身のことをどう考え、どう感じているかが

とても大切なこととなります。

自己効力感とは

自己肯定感と同じぐらい大切な言葉に自己効力感という言葉があります。

聞いたことがありますか？

自己啓発本などにはよく出てくる言葉かもしれません。

この自己効力感というものもとても大切なものなので少しご説明しております。

自己効力感というものは、「ある物事に直面したときに自分がその物事ができると

思えるかどうか」ですね。

これも、私なんて・・・という思考が強い方には

これがなかなか苦手ということもあるのではないでしょうか？

自己効力感が低ければ、チャレンジしたい物事があってもチャレンジする前に

自分には無理だろうという判断をしてあきらめてしまうことが多くなってしまいます。

この２つは少し意味の違う言葉となりますが、

自分を好きになったり、自分に自信を持ったりする上ではとても重要で

密接に関係しています。

自己肯定感の上げ方とは

自己肯定感を上げたい！と思っている方は世の中に多いでしょう。

でも自己肯定感を上げるためには、まずは自分に対する意識を変える必要があります。

元々自分大好きという方なら問題はありませんが、

自己肯定感を上げたいと感じる方は共通して自分の嫌いな部分、変えたい部分に

目が行きやすいのです。

では、どうしたら自己肯定感を上げることができるのでしょうか？

まず、先述したように自己肯定感を上げるためには自分の認識、

つまりは自分のことをどのように思うのかを変える必要があります。

そのために必要なことの一つに、新しいことへの挑戦、チャレンジがあげられます。

新しいことに挑戦する、もしくは過去に失敗してしまったことにもう一度チャレンジする

そして成功することによって自分への認識が変わっていくのです。

出来なかったことができるようになった、というのは自信につながりますよね。

そのためにチャレンジに必要なのが、自己効力感です。

最初から無理だと思ってしまっては、自分への認識を変えるチャンスを与えていない状況に

なってしまっているということです。

自己肯定感を高めるために自己効力感を高めるという近道がある

ということを知っておくと、自己肯定感も上がりやすいかもしれません。

自己効力感の上げ方

では、どのようにして自己効力感を上げるのか気になるところですよね。

自己効力感というものはこういったことがきっかけで上がりやすくなります。

このようなことが大切となってくるわけです。

一つずつご説明していきましょう。

①　新しいことにチャレンジをして成功体験を積む

新しいこと、もしくは今まで体験したことはあるけれど失敗してしまっていたことに

再チャレンジをして成功する、という経験は自分に対する価値がぐんと上がることが

多い経験です。

そのためには失敗したらどうしよう・・・という思考を手放すことが必要となってきます。

”失敗は成功のもと”という考え方ができるようになると、

自己効力感はぐんとあがります。

失敗しなければ手に入らなかったことがある、と考えてみると、

意外とスムーズにチャレンジができるようになるかもしれません。

②　他者の体験を通して、できるかも！を増やす

例えば、仲が良い友達が難関学校に合格した！

なんていうことがあったとき、どう感じますか？

そのチャレンジがとても身近なものに感じませんか？

そのように他者の体験を通して自分も頑張ればできるかもしれない！という思いを

育てていくというのも良い方法です。

③　自分の周りの環境を変えてみる

自分の身を置く環境というものもとても大切です。

サボるような人が多い、愚痴をいう人が多い環境や

ダメ、無理と否定してくる人が多いような環境では

自分自身に対する言葉も悪いものになる可能性が高いです。

そんなときは自分の身を置く環境を変えることを少し意識してみましょう。

もし職場などで難しい場合には

新しいコミュニティーに入ってみるということも良いですよ。

④　基本的な生活習慣を見直す

基本的にしっかり眠れない、なかなか食べることもできない、

そんな時は自己肯定感も自己効力感もあがりません。

まずは自分の生活習慣を見直して、

食べる、寝る、運動するという基本的な習慣を整えましょう。

⑤　カウンセリングを受けてみる

それでもなかなか自己効力感が上がらないという場合は、

カウンセリングを受けてみるというのも一つです。

第三者の視点から今の自分を見ることで

自分自身では気づけなかった自分の良さや対処法などが

見えてくることがあるからです。

ずっと長い間苦しいという方は一度カウンセリングを受けるということも

視野に入れてみると人生が好転していくかもしれません。

いかがでしたでしょうか？

今日は自己肯定感と自己効力感についてのお話でした。

何か気づきになることがあれば幸いです。